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仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
はっぴーばれんたいーん!
チョコ祭り!
自分、チョコが大好きなので色々楽しいっす。
バレンタインフェアとか自分用チョコに必死です←
でも普段からチョコはよく買ってるので
あんま変わりないといえば変わりない(・∀・)ww
今回はツンデレメシアです。
ツンツンツンデレツンなメシアが最近好物です。
ここでお知らせ一点。
リンクを全て消去しました。
お世話になりました。
なんか不穏な空気なので落ち着くまで
うちは増々、自分勝手にやります!
それでは。
ツンデレ全開バレンタインメシアは
【つづき】よりドウゾ!
チョコ祭り!
自分、チョコが大好きなので色々楽しいっす。
バレンタインフェアとか自分用チョコに必死です←
でも普段からチョコはよく買ってるので
あんま変わりないといえば変わりない(・∀・)ww
今回はツンデレメシアです。
ツンツンツンデレツンなメシアが最近好物です。
ここでお知らせ一点。
リンクを全て消去しました。
お世話になりました。
なんか不穏な空気なので落ち着くまで
うちは増々、自分勝手にやります!
それでは。
ツンデレ全開バレンタインメシアは
【つづき】よりドウゾ!
「真吾…好きだ」
「今度は一体なんの冗談を始めたの?」
呆れ顔と溜息のダブルパンチにも、彼は臆さない。
・ビターチョコレート・
「えぇえええええい!鬱陶しい!!」
「んだよ、そんな照れんなよ」
2月11日。学校帰り。
珍しく一人で帰っていたらメフィスト二世に捕まった。
二世は僕にぴったりくっついて、離れる様子がない。
「メフィスト二世、一体どうしたんだい?」
「どうしたって?」
「その…僕を好きだなんて、熱でも出たの?」
「真吾の可愛い顔見てたら、熱も上がるかもな」
「もうそのまま燃え尽きちゃえばいいよ」
二世を引き剥がし、一人スタスタと歩き出した。
二世が 僕を好き?
そんな事ある訳ない。
彼は悪魔で、僕は人間。彼は第一使徒で、僕は悪魔くん。
恋仲になる理由がない。
大体、いくら悪魔が性別不問だからって男同士でそんなバカな。
「大体、メフィスト二世。僕に告白して…
どうするの?交換日記でもするの?」
「そのコーカンニッキってのは知らねぇけど
やりてぇ事はあるぞ」
「何?」
「今言っただろ。ヤリてぇって」
…………えーっと。それってつまり…
「やっぱり二世、熱がある。ピクシー呼ばなきゃ」
「バッカだなー。お医者様でも草津の湯でも、っつーだろ?」
「確かに君のバカは薬じゃ治らないかもね」
ケッ、と吐き捨てる二世を無視して帰り道をどんどん進めば
嫌でも見えてくる旗には『バレンタインフェア』の文字。
三日後に控えた聖戦に、女の子はもう必死らしい。
「なんだ、日本でもバレンタインあるのか?」
「日本のは他の国とは随分違うみたいだけどね。
女の子が好きな相手にチョコをあげるんだよ」
「へぇー。真吾はどんなチョコくれるんだ?」
当たり前のように訊いてくる二世の耳を摘んで、引っ張ってやった。
「いでででで!」
「僕の話し、ちゃんと聞いてた!?
バレンタインは"女の子"が、好きな子にあげるの!
僕には無縁のイベントだよ」
「なんだ、貰った事ねぇのか?」
しまった。
実は女の子から一度もチョコを貰った事がないと
バラしてしまったけど、もう誤魔化しは効かない。
からかわれるかもと思いながら
「ないよ」
そう言うと、二世は笑うでもなく
ただ、ふーん、と頭の後ろで腕を組んだ。
二世の視線が一瞬、ワゴンに積まれたチョコに向いたけど
すぐにそれは僕の目に戻ってきた。
「人間は見る目ねぇな」
「…一応、ありがとうって言っとくよ」
どうも素直になれないまま
どこまでも可愛くない返事をしながら
二世もチョコがほしいのかな、と考えた。
もし、万が一、仮に、僕があげたら
喜んで、くれるのかな。
★★★
三日後。
「あー!もう持てねぇ!」
バレンタイン当日。
まさに山のような贈り物をサンタのように抱えた二世が
窓から飛び込んできた。
「モテモテだね」
「いくら俺でもこんなに食えるかっつーの」
うんざりしたように言う二世に、同じくうんざりな僕。
…なんだ。貰う相手いるんじゃないか。
「わーい!チョコだモーン!」
大喜びに包みを開ける百目を止めもしない二世。
綺麗な包装紙の中から出てきたのは、宝石みたいに綺麗なチョコ。
添えつけられたカードには綺麗な筆文字が
『いつもありがとう』と書いてる。
「…ありがとう?」
カードを手に取ると、二世が黙り込んだ。
「メフィスト二世、大人気なんだモン。
困ってるおばあちゃんとか、いつも助けてるんだモン」
たとえば怪我をしたお年寄りや
子供が愚図って困ってるお母さんや
一人ぼっちの子供。
愛想が無くてぶっきらぼうな彼は
『しょーがねーなー』と手を差し伸べる。
「二世…初めて聞いたよ」
「悪魔くんには言うなって、しつこかったんだモン」
「コラ!百目!」
二世に怒鳴られ、百目は慌てて部屋から出て行った。
ちゃっかりチョコは持ったまま。
「二世、どうして言わなかったの?」
「…お前の気を引こうとしてるみてぇで、カッコ悪ぃだろ」
二世はシルクハットをクルクル回して、呟いた。
「…ほんとに君って…」
優しくて、カッコイイ。
「なんだよ?」
「…バカだね」
こんな時でも素直なんて文字は僕の辞書にない。
二世は、そうかもな、と笑ってシルクハットに手を入れた。
現れたのは 小さなバラの花束。
「に、にせ…」
「ドイツじゃ、バレンタインは男が好きな相手に花を贈るんだ。
これなら、受け取ってくれるだろ?」
ニシシ、と笑う顔はとても無邪気に見えて
どこまでも自分の気持ちに素直な君が 羨ましくて仕方ない。
僕はゆっくりと花束を受け取り、机の引き出しを開けた。
…多分、黒悪魔と戦うより勇気を使った。
「ん?」
「…チョコなんて作れないし、堂々と買えないから」
取り出したのは一枚の板チョコ。
なんの変哲もない、ただのチョコを見ながら
二世は、信じられない、とでも言い出しそうなほど驚いてた。
「お、俺にか?」
「この状況で君以外に誰がいるんだよ。
…こんなのしか、あげられないけど」
はい、と手渡すと驚いていた二世は見る見る内に
嬉しそうに笑った。
「サンキュー」
「…どういたしまして」
二世はただのチョコをまるで
宝物でも手に入れたような目で見ていた。
「これで、リョーオモイってやつだな」
「は!!?」
「真吾も、俺が好きなんだろ?」
素直になれよーと笑う二世に、僕の顔は沸騰寸前。
「ななな、なんでそうなるんだよ!」
「好きな相手に渡すもんだって言ったのは真吾だぞ」
「だ、だから、そ、それ、は!」
けれど言葉は続かない。
好きとかバレンタインとか、考えてなかった。
ただ二世が笑ってくれるかと。そう思って。
「ッ…じゃああげない!」
「あ!!」
二世からチョコを取り上げて銀紙を破いた。
齧りついたチョコがパキッと音をたてて割れると
二世が、あー!! と叫んだ。
あー、もお、 うるさい。
あー、もお、 …しょーがないなぁ。
「ん」
咥えたままのチョコを二世に向けると
二世は驚いて、少し赤くなって、少し 笑った。
「…サンキュー」
二度目の御礼はキスの距離でほろ苦いチョコレート。
甘い苦い呆れ顔は恋の味。
君の嬉しそうな顔は 僕の思惑通り。
おしまい。
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