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仲里 沙月(ナカザト サツキ)
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
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書き貯めてたものを垂れ流します(・∀・)!
いきなりネタが無いと悩んで
お題を探してたらズキューンとキて、書いた超短編。
すんごい短いですd(´Д`●)

【つづき】よりドウゾ☆





君の鼓動だけ聞いていたい。


今日も青空突き抜けて
黒い影がベランダに降りた。
と、同時に扉が開き、部屋の主が戻ってきた。

「ただいまぁー…」

ため息のように言って
真吾は鞄を机へ降ろした。

「よ!」
「メフィスト二世…来てたの」
「たった今な。…なんか疲れてるみてぇだな」

二世は真吾の顔を覗き込むようにして
その額に唇を付けた。
目を閉じてそれを受け入れた後
真吾は深くため息をついた。

「おいおい、大丈夫かよ。なんかあったのか?」
「あー………あったね。そりゃもう、山のように」

朝の小テスト。
体育でまたテスト。
百目と情報屋の喧嘩の仲裁。
日直の仕事。
先生に言わなきゃならない事があって
職員室にいない先生を学校中探し回った。
帰り道 エツ子の惚気。

「なんだよ、エッちゃんの惚気って」
「君がいかにカッコイイかを、たーっぷり聞かされたんだよ」

ニャハハ、と笑う二世のシルクハットを叩き落として
真吾は顔を背けた。

「八つ当たりすんなよ!」
「八つ当たりもしたくなるよ。
 何が悲しくて実の妹から、自分の恋人の惚気を聞かされなきゃいけないの」

”恋人”の言葉に二世の頬が薄ら赤く染まった。
それを見て真吾は二世を抱きしめ
そのままベッドに押し倒した。

「お、おい!」
「あーッ………癒される」

二世の胸から聞こえる心地よいリズムに
真吾はゆっくり目を閉じた。

「………俺、生殺しなんだけど」
「手、出したら本気で怒っちゃうからね」


とにかく今は
君の鼓動だけ 聞いていたい。

(また頑張れるように 君の音を補充する)


End.
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