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仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生 
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
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もう埋二ギリギリの【漆黒の華】
いや!まだ踏みとどまってる!ww
いつか埋二も書こうかなーなんて言っても
ただでさえ虐げられがちのウチの倅が受けちゃったら
ドエラい事になりそうで…((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ

そんなどうでもいい話しをしながら
漆黒の華・後編です!

果たして封印は解けるのか!
謎の猫真吾の正体は!そして倅の貞操は!
そんなバタバタ後編は【つづき】よりドウゾ!










風は弦をひきちぎり、俺の身体を浮かばせた。

「見てらんないよ、もう」

風だと思っていたのは
猫の耳をつけた真吾だった。

「お前ッ!」
「喋ると舌噛むよ」

真吾は俺を抱き上げたまま飛んで…いや、跳んでいた。
木々を蹴り、猛スピードで森の奥へと進み
イカれたティーパーティーが見えなくなった頃
ようやく木の枝に落ち着いた。

「もう安全、かな」

俺は真吾の腕を掴み聞いた。

「こりゃどうなってんだ!
 どいつもこいつも真吾じゃねぇか」
「そりゃそうだよ。此処は僕の心なんだから」

何がなんだか判らず混乱していると
真吾は長いため息をついて話し始めた。

「君が見たものは全部僕だよ。
 子供でいたい心。それがあの兎。
 十二使徒は僕を守る象徴。だから異物である君を攻撃したんだ。
 そして…さっきのは…」

もごもごと言いにくそうにする真吾は やっと一言

「…君のせいだからね」

そう言った。

「あ?どういう事だ?」
「…あれは快楽を求める心。
 君が無理矢理、僕に教え込むからあんなに成長したんだよ」

僅かに赤くなった顔で俺の額を小突いた。
そしてそのまま、また指差した。
その先にはデカい城が見える。

「あそこが女王様のお城。
 君が探してる封印は、あそこにあるんだ」

女王の城。
あそこに 封印がある。
それを壊しゃ、真吾は元に戻る。

「僕もついていくよ」
「あ?…まぁ一人で壊せとは言われてねぇしな」
「だってハラハラして見てられないし」

真吾は俺を抱え、枝を蹴った。…これじゃいつもと逆だな。
けど盗み見た真吾は晴れやかな顔をしていて
…まぁいいか。なんて思っちまった。

城の前で俺を下ろし、二人で城を見上げた。
何から何まで漆黒に染まった黒い城の前に
タロットカードが立ち並んでいた。

「あれは僕がなんとかするから、君は城の中へ進んで」
「お前を残していけるか!」

そう言うと真吾は一瞬驚いた顔をして
嬉しそうに笑った。

「たまには守られるのも悪くないよ?」

笑って 俺の頬にキスをした。

「二世 大好き」
「真吾…」
「気をつけて。女王は…」

そこまで言ったところで
タロットカードは俺達に向かって飛んできた。

「ぅわッ!」
「…ッ、早く行って!」

真吾は鋭い爪でカードを切り裂き、叫んだ。

「…追いかけて来いよ!」

そう叫び、俺は城の中へと走った。




「…追いかけるのは君の役目だろ…。
 まぁいっか。たまにはナイト役もいいよね」




―――さぁ かかっておいで
    君達とは 偉さが違うよ?―――










城は中も黒一色。
闇の中を走るような感覚に慣れてきた頃
ようやく別の色を見つけた。

「…お前は……」

前はショート、後ろはトレーンタイプの真っ赤なドレスを着て
真吾は床をぼんやりと見つめていた。
その手には 自分の身体よりでけぇ鎌が光っている。

「…僕の城に土足でようこそ。メフィスト二世」

俺を見た真吾の目は狂気に満ちていた。
説明なんざいらねぇ。
女王は…『怒り』

「その可愛い首を 僕に頂戴」
「ケッ。胴体は要らねぇってか」
「ふわふわ飛んでっちゃうような手足は
 切り刻んでスープにしてあげるよ」

口元に浮かんだ笑みに寒気がした。
次の瞬間 鎌は俺の首に向かって振り下ろされた。
なんとかステッキで防いだが
でけぇ鎌は想像以上のスピードだ。

「魔力、絶対零度!」

だがそれも鎌の一振りで防がれちまった。
魔力が通じねぇなら斬り合うしかねぇ。
…だが…そんな事をしたらッ…

「…主に手加減なんて一万年早いよ。
 第一使徒、メフィスト二世」

鎌は悩む暇も与えねぇほど振り下ろされ
俺は防戦一方になった。

「なんで俺を攻撃すんだ!
 俺は、お前を助けに来たんだぞ!」
「へぇ。今更?」

軽々と鎌を振り回し、真吾は息一つ上げなかった。

「助けてなんて言った覚えないよ」
「真吾!」
「助けなんかいらない!
 僕が欲しいのはそんなものじゃない!」

鎌は益々スピードを上げ
防いでるこっちが息切れ寸前だ。
鎌に集中していると真吾の足が俺の腹に入り
俺は仰向けに倒れ

「チェックメイト」

真吾は俺の上に跨がり 鎌が 首に触れた。

「…お前が欲しいもんはなんだ?俺の首か?」
「…首だけなら、永遠に一緒にいられる。
 僕だけを…愛してくれる」

ポタ、と俺の頬に雫が落ちた。
暗闇の中で真吾は 泣いていた。

「…なに泣いてんだよ」

真吾はピクリとも動かず、鎌も、そこから動かねぇ。

此処で死んだら
俺は永遠に 真吾の心からは出らねぇ。

それも 悪くねぇな。

「…殺せよ。お前なら、本望だってんだ」
「…本気で言ってるの?死ぬんだよ?
 後悔、しないの?」

後悔…か。

「…後悔ならあるさ。
 真吾を助けたかった。デートしてぇとこもあったし
 話してぇ事もあった。もっと…もっと傍にいてぇ」

もっと お前に…

「俺はお前に出会う前はそりゃ退屈でよ。
 早く死ねる人間が羨ましかったもんだ」

十二使徒と呼ばれる前は、何もかもに苛立った。
目につくもん片っ端から壊していった。

それでも 憂さは晴れなかった。

退屈は神も殺すらしいが、悪魔だって十分死にたくなる。
けど

「真吾に会って…退屈なんて忘れちまった。
 無茶ばっかしてヒヤヒヤしたり…お前が笑えば嬉しかった」

『二世』
笑って俺を呼ぶ真吾が 好きだった。

もっと聞きたかった。
もっと もっと …もっと 愛していたかった。

まさかこの俺が
死にたくねぇと思いながら死ぬ事になるとは
思ってなかったぜ。

「殺せ。それでお前が笑ってられるなら…構いやしねぇ」

そう言って 目を閉じ 首に柔らかな感触がした。
痛みを感じず目を開けると
鎌は消え 真吾が俺を抱きしめていた。

「二世……二世ッ…!」

肩が涙に濡れていくのを感じながら
抱きしめようとした瞬間
真吾は闇に溶けるように消えた。

代わりに現れたのは漆黒の薔薇の檻。
鋭い刺だけが妙に光って
その檻の中で 真吾が膝を抱え踞っていた。
歳も格好も いつもと同じ。

「真吾!」

駆け寄ってステッキを振ったが、
封印はびくともしねぇ。

「くそ…真吾、どいてろ!こんなもん魔力で」
「やめて」

膝を抱えたまま 真吾はそう言った。

「やめて…もう荒らさないで」
「何言ってやがんだ!
 お前ッ…今の自分の状況わかってんのか!?
 他の使徒がどれだけ心配してると思ってんだ!」

怒鳴っても真吾はピクリとも動かねぇ。

「…親父が怖ぇのか…?」

真吾の身体が途端に跳ねた。
封印を施したのは 悪魔も平伏す魔太公 当主。

「心配すんな。親父なら…」
「違う!」

叫んだ真吾の声は 泣いているようだった。

「違う違う違う!
 メフィストは悪くない!僕がッ…」

ジジジ、と古い蓄音機のような音が鳴り
真吾の記憶が網膜の中に見えた。

そこは 俺の屋敷だった。




『メフィスト』

『おぉ、悪魔くんか。
 珍しいな。倅は一緒ではないのか』

『…今日はメフィストに頼みがあって来たんだ』

『頼み?』

『…僕の心を封じ込める手伝いを、してほしい』

『なッ…なんじゃと!?』

『心、と言うより…感情かな。
 "悪魔くん"として支障が出ない程度に』

『一体……一体どうしたんじゃ…』

『…二世が、好きなんだ』

『………』

『メフィストも気づいてたろ?
 二世も…僕を好きでいてくれる。でも……』

『…悪魔くん…』

『二世は魔太公二代目。
 だから…高位の魔女と婚約するんだろう?』

『…あぁ、そうじゃ』

『その時、僕は邪魔になる。
 今から忘れた方が…お互い楽なんだ。
 …僕は…二世を幸せには…できない』



僕はメシア。
君だけのものにはなれない。

僕は人間。
どんな手を使おうと 君を置いて死んでしまう。



『…しかし…』

『メフィストは賛成してくれると思ってる。
 二世を一番心配してるのは…あなただから』

『…そこまで言うなら…もう何も言わん』

『ごめんね…メフィスト』

『…悪魔くん。わしは』
『一つ…言いたい事があるんだ。
 感情を無くした後じゃ、言えないと思うから』

あなたに ずっと言いたかった。

『ずっとずっと、ずっと…会いたかった。
 メフィストに憧れてた。
 125回目で会えた時…本当に嬉しかった。
 …僕のところへ来てくれて ありがとう』


そして


『二世と一緒にいさせてくれて…ありがとう』









記憶は そこでぷっつりと途切れた。

「…まさか…それじゃあ…お前ッ…」

目の前の真吾はまだ膝を抱え、うずくまっていた。

「お前…自分で自分を封印したのか!?」

封印は 術をかけた者しか解けねぇ。
自分を封印するのは 、俺達悪魔の間じゃ自殺行為だ。

「こうするしか…無かったんだ」
「バカ言ってんじゃねぇ!
 なんでも知った風にしやがって…出てこい!真吾!」
「だって忘れられないんだ!
 どうしても…二世が好きなんだ。……わかってよ…」

真吾の声は搾り出すように震えていた。

「…俺がいなきゃ、いいんだな?」

返事を待たず
俺はステッキで自分の左肩を貫いた。

「二世!」
「……やっと顔上げたな」

ようやく俺を見た真吾は、泣き腫らした目をしていた。

「二世ッ……」
「なに泣いてんだ。そんなに…悲しいのか?」

そう言うと真吾はハッとして俯いた。

「僕は…ただの人間なんだ。
 叶わない夢を一生追い続けて死んで…
 いつか…忘れられていく。
 そんなの嫌だ………嫌だ、嫌だ嫌だ!」

それは 見たこともねぇ姿だった。
誰よりも真っ直ぐ前を向いてると思っていた真吾が
"叶わない夢"だと泣いてやがる。

…そうか。お前…ずっと隠してたんだな…。

「…俺がいるだろ」
「だめだよ…。二世は…ちゃんと位の高い魔女と婚約して
 ちゃんと…第一使徒として…」
「ふざけんな!」

大声で怒鳴ると真吾の身体がビクッと跳ねた。

「どいつもこいつも…俺の事を勝手に決めんじゃねぇ!
 俺はお前を選んだんだ!」
「僕は二世を幸せにはできないんだ!」
「傍にいりゃ他に何も望まねぇ!」

お前が 傍で笑ってりゃ もう何もいらねぇ。

「…ずっと一緒には…いられないんだっ…」
「……お前の寿命が来たら、俺が殺してやる。
 その時は…一緒に死んでやる」

それで 寂しくねぇだろ。

そう言うと真吾は刺が光る檻の柵を握った。
俺は柵の間から真吾の頬に触れた。

「帰ってこい。ずっと一緒だって…神でもなんでも誓ってやるからよ」

頬に触れた手で真吾の襟首を掴み、引き寄せ、柵の間でキスをした。
顔や身体に棘が刺さっても気にせず
舌を絡めてキスし続けた。

「…出てこい。続き、すんぞ」

やっと離し、そう言うと
ずっと泣いていた真吾が薄く笑った。
それに声をかける前に、真吾も檻も 弾けて消えた。
闇よりも黒い花弁が舞い、頭上から拍手が聞こえた。

ここまで来りゃ 誰が手を叩いてんのか 嫌でもわかる。

「お見事」

相変わらずクスクス笑いながら
猫の真吾は無傷で、ふわふわ浮かびながら俺を見下ろしていた。

「早く戻った方がいいよ。
 封印が無くなった事で、此処も不安定になってるから」
「あぁ…サンキューな」
「ほんと。手のかかる王子様だよ」

反論しようとすると足下が、ぐにゃりと歪んだ。

「タイムリミットだね」
「待て!最後に一つ答えろ…お前は、一体なんだったんだ?」

兎は『子供』
青年は『快楽』
女王は『怒り』

檻にいたのは『悲しみ』

「僕?僕は…君もよく知ってるじゃない。第一使徒」

真っ直ぐに俺を見たその目に見覚えがあった。
戦闘の時によく見る、真吾のあの目だ。

「…それじゃあ、最後の謎々だよ。
 今まで君が会った"僕"
 バラバラに見えて、実は一つだけ…共通点がある。
 さて。なぁーんだ?」

悩む事も答える事もできねぇまま空間は歪み
俺の意識は薄れていった。


ーーーまたね 王子様ーーー


気を失う直前に 確かにそう聞こえた。
…手のかかるお姫様だぜ、ったく。




***





目を覚ますと、真吾を抱いたまま自分の部屋で眠っていた。
どこからどこまでが夢だったのか。
ぼんやり考えていると、冷たい人形の顔をした真吾を思い出した。

「おい、真吾!」

慌てて真吾を揺さぶり起こすと、真吾は少し唸って目を開けた。

「…頭、痛ッ……二世、どうしたの…?」
「どうしたのって…」

本当に戻ったか不安だったが

「……おはよう」

そう言って笑った真吾を見て 思わず抱き締めた。

「え!?な、何?どうしたの?」

それには答えず、ただ真吾を抱いたまま
少し。ほんの少しだけ。泣いた。



しばらくして、見た事を全て話すと
真吾は何一つ覚えていないと言った。
心の中で起きた事は勿論、親父の元へ訪ねた事も
覚えちゃいねぇ。

「…確かに、そう、思っていた事は確かだよ。
 感情を封印すれば、とも思ってた。…でも…」
「お前は一直線過ぎんだよ。もう余計な事考えんなよ」
「……余計な事って…」

それ以上は言えなかった。
今回の事は、俺にも責任がある気がした。
一番お前の傍にいながら あそこまで追い詰められるまで
気付かなかったんだからな。

「…よし!行くぞ!」
「は?え?へ?」

疑問符を浮かべてばかりの真吾の手を引き、親父の部屋まで走った。
その間も、どうしたんだ、とか、なにするんだ、と
騒ぐ真吾の声を聞きながら足を止めず
親父の部屋の扉を開けた。

「親父!」

ステッキを磨いていた親父は、俺達を見ると
驚いた顔をしたが、すぐに手元に視線を戻した。

「…なんじゃ」
「…ちゃんと、取り戻してきたぜ」

息をきらしている真吾の肩を抱き寄せ

「俺はこいつと結婚する」

ハッキリ言ってやった。

「寿命や種族なんて関係ねぇ。
 俺が愛してんのは、真吾だけだ」

親父は俺達を見て、一度目を伏せ
俺達に歩み寄った。
親父の手は俺と真吾の頭を撫でた。

「…それが答えなら、わしに言う事は何もない」

親父は真吾を見つめ、
俺も真吾に視線を映すと、真っ赤な顔が呆然としていた。

「…悪魔くん。本当に、倅で良いのか?」
「おい!」
「君とは沢山の事が違う。
 …辛い想いをするかもしれんぞ。
 それでも、倅で良いのか?」

呆然としたままの瞳から ポタ、と雫が落ちた。

「……はい」

泣き出した真吾を抱きながら親父の部屋を出て行く時

「契約も誓いも無いなら、式は盛大にせねばならんな」

親父はそう笑った。
思わず吹き出した俺に、泣いてたはずの真吾が笑った。


部屋に戻り、遅過ぎる朝食を食べながら
真吾が頬杖をついた。

「…なんだか、まだ信じられないな」
「あ?あー…いつ式やるかも決めてねぇしな」
「そっちじゃない!」

違ぇのかよ。

「僕の心…が、さ。
 そんな風に色々歪んでたなんて自分じゃわからないもんだね」
「大して歪んでなかっただろ。
 …それに、お前は心の中でも"メシア"だったぜ」
「え?」

猫の真吾が見せた あの目。
あれは 『メシア』の目。

あいつが言った最後の問いかけ。

『今まで君が会った"僕"
 バラバラに見えて、実は一つだけ…共通点がある。
 さて。なぁーんだ?』


「………」
「…どうしたの?」



兎は言った。『二世、大好きだよ』

青年は言った。『こんなに、愛してるのに』

猫は言った。『二世 大好き』

女王は言った。『首だけなら、永遠に一緒にいられる』

檻の中で言った。『どうしても…二世が好きなんだ』


何が謎々だっつーの。…簡単過ぎらぁ。

「どうしたのさ、二世。急にボーっとしちゃって」
「…俺」
「うん」
「…結構お前に惚れられてたんだな」

そう言うと目玉焼きが俺の顔面に飛んで来た。

「熱ぃ!」
「何言ってんだよ!バカ!」

ぶつぶつ言いながらコーヒーを飲む真吾の顔は
真っ赤になっていた。

「やっぱ、真吾はそっちの方がいいな」
「え?目玉焼き投げた事?」
「違ぇ」

呆れながら腕を引き

「心があった方が、って事だ」
「…首斬られちゃうような目に合っても
 そう言ってくれるとは、思わなかったよ」
「上等じゃねぇか。腕でも足でも首でも、くれてやらぁ」

俺の たった一人のメシア。 お前が望むなら。

そう言ってテーブルの上でキスをした。




End.
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