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プロフィール
HN:
仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
二世と身体を重ねた日から一週間。
眠る度に見ていた、あの時の悪夢は
二世と眠るようになってから見なくなった。
「んー…」
「どうした?」
見えない学校の一室で鏡を覗き込んでいると、
隣から二世も一緒になって覗いてきた。
「ここ、右目の周り。赤くなってない?」
「あー…まぁ、言われれば確かに赤いな」
言わなければわからない程度だったけど
僕の右目の周りが痣のように赤くなっている気がする。
「痛むのか?」
「うん…時々なんだけど」
右目、というのがどうにも嫌だ。
突き刺さった剣の感触を思い出しそうになる。
「あ。俺、まじない出来るぜ」
「まじない?」
振り返ったら右目の瞼にキスされた。
「"いたいのいたいのとんでいけー"だっけ?」
「…それは普通、手でやるの」
「見せつけてくれヤスねぇ」
ニヤニヤ顔で扉に立っているのは蝙蝠猫だった。
「なんだよ」
二世が一気に不機嫌になった。
どうして、こう、普段は協調性が無いんだか。
戦闘とか会議じゃリーダー気取りのくせに。
「悪魔くん大先生とメフィストの旦那に、ご指名でヤンス」
扇で、よいしょ、とやる蝙蝠猫を見ながら
僕たちは博士の部屋に向かった。
「それにしても、羨ましいくらいの熱々っぷりでヤンスねぇ旦那!」
「っるせぇ!」
「メフィスト二世。君、短気にも程があるよ」
ムッとなった二世に怯えて、蝙蝠猫が僕の影に隠れた。
「いやぁ、冗談抜きでね、俺達ゃ内心ホッとしてんでさ」
お調子者が急にしんみり、そう言った。
「悪魔くんは無茶ばっかりするし、
甘えたりとか、全然しねぇでしょ?
悪魔くんくらいの人間のガキは親にも
周りにも甘えまくって育つってのに
なんか…不憫っつーか、やるせない感じでしたがね。
最近じゃ、旦那に随分甘えてるようで
ひと安心ってなもんですよー」
そ、そんなに甘えてるのかな。
二世を見ても頭を撫でられるだけ。
…確かに…甘え過ぎかな。
「悪魔くん。あっしは今はもう
あんたに付いていこうって気が満々なんでさ。
他の使徒連中もね。
俺達ゃ、いつでも悪魔くんの味方でヤンスよ!」
みんな そんな風に思っていてくれたなんて。
胸が熱くなって、ありがとう、とだけ伝えた。
蝙蝠猫は、いやー、と照れて博士の部屋の前を通り過ぎた。
扉を開けようとすると、二世が僕の手を握った。
「二世?」
「俺達はいつでも、お前の味方なんだぜ」
笑ったその顔に笑顔を返して、手を離した。
ねぇ 二世 もしも この時
この手を離さなかったら …何か 変わっていたのかな。
君に悲しいおもいを させずに すんだのかな。
今でも その答えは 出ないままだよ。
(6)へ。
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