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プロフィール
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仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
持ってきました2000記念!
もっと、なんか、こう、イチャコラさせて甘ーい感じに
しようと思ったのに…直せば直す程ダメになっていきそうなので
大した改造しないままUP。ギャース!
お気に召すか心配で思わず風邪ひきました。ゴホゴホウェッホ。
倅の「真吾は俺の嫁」ネタが多い当方ですが
とうとう倅とメシアが結婚!!甘い?苦い?結婚式!
楽しかったー!結婚式ネタまたやりますww
悪魔なのにキリスト教式ってどうなんだ、とか突っ込みNGです。(ヲイ)
そして鳥乙女はすっかりファッションリーダー。
彼女にかかればメシアも花嫁です!
では!リクエストありがとうございました!
【つづき】よりドウゾ!
もっと、なんか、こう、イチャコラさせて甘ーい感じに
しようと思ったのに…直せば直す程ダメになっていきそうなので
大した改造しないままUP。ギャース!
お気に召すか心配で思わず風邪ひきました。ゴホゴホウェッホ。
倅の「真吾は俺の嫁」ネタが多い当方ですが
とうとう倅とメシアが結婚!!甘い?苦い?結婚式!
楽しかったー!結婚式ネタまたやりますww
悪魔なのにキリスト教式ってどうなんだ、とか突っ込みNGです。(ヲイ)
そして鳥乙女はすっかりファッションリーダー。
彼女にかかればメシアも花嫁です!
では!リクエストありがとうございました!
【つづき】よりドウゾ!
一つ一つに 誓いを込めて。
・Горько!/ゴーリカ!・
黒悪魔が暴れてると聞いて
十二使徒総出でロシアへ飛んだ。
悪魔のくせに教会を隠れ家にしていた黒悪魔を倒して
僕達はボロボロの教会で一息ついた。
「見事に壊れちゃったね」
「元々だろ」
「そうでヤンスよ!じゃねぇと
いくらなんでも悪魔が
教会なんかに隠れる訳がねぇでヤンスからねぇ」
蝙蝠猫の言葉に納得。
確かに、僕らが来る前から荒れ果てていて
人の気配が全くない教会は
ステンドグラスが幾つか残るだけで
十字架すら見当たらない。
「そうだ!」
二世が大きな声を上げて指を鳴らした。
「どうしたの、二世?」
「折角ここまで来たんだ。ついでにやるか?」
「何を?」
「決まってんだろ。
真吾と俺の結婚式」
……………え―っと。
僕と二世が結婚するなんて聞いてない、とか
ついでにやるようなもんじゃない、とか
しかも他の使徒の前で何言ってんの、とか
「まず、花嫁の支度だな」
突っ込みどころに迷ってると
二世はウキウキしながら
僕にステッキを向けた。
「わッ!」
強烈な光に目を閉じて
恐る恐る開けると
視界がいつもより高い。
窓に映る自分の姿は二十歳くらいで
髪が少し伸びてる。
どう見ても小学生じゃない。
「ガキ同士じゃ格好つかねぇだろ」
聞き覚えのある、でもいつもより低いその声の主は
僕より頭一個分長身の二世。
「な、な、な、なッ…!」
「おーい、鳥乙女。支度してやれよ」
「私に指図する気?メフィスト二世」
姐御肌の鳥乙女が反論した
…ように見えたけど
「さ、悪魔くん!こっち、こっち!
とびっきりの花嫁にしてあげる!
幽子ちゃんも手伝って!」
「はい!」
「他の連中は覗いちゃダメよ!男子禁制だからね!」
僕も男だから!
と叫んでも二人には聞こえていないようで
奥の部屋に引きずられていった。
***
「悪魔くん可愛い!」
「本当…凄く綺麗」
褒められてるのに素直に喜べない。
真っ白なアメリカンスリーブのAラインのウェディングドレス。
胸元にはビーズ刺繍、幅広のチュールレースにスパンコールが光って
おまけに化粧までされて…
本当に"花嫁"にされてしまった。
だって鳥乙女が
「着替えないんなら私達が脱がすわよ?」
なんて凄むから!
「おーい、もういいか―?」
「えぇ、どうぞ」
扉の向こうから聞こえる二世の声に
幽子が返事をした。
開かれた扉から二世を始め
百目、ピクシー、学者、サシペレレ、蝙蝠猫が顔を出した。
「悪魔くん綺麗だモン―!」
「花嫁だ!」「お嫁さんだ!」
「こりゃ見事でアル」
「ほんと、悪魔くん綺麗だよ!」
「こりゃ参った―!ヨイショ!」
みんな口々に僕を褒めてくるけど
肝心の二世は僕を見たまま
固まってる。
「…二世?」
「あ…いや…」
赤い顔して僕の方へ歩いてきて
頬に手を添えられた。
いつもより高い背に、タイトなロングタキシード。
ブラックに白ストライプの入った高級ウール生地に
光沢のあるホワイトのベストとタイ。
…思わずこっちまで赤くなる。
二世は僕を見て、ゆっくり微笑んだ。
「…すげぇ綺麗だ」
「…ありがとう」
ようやく出たお礼は照れ笑いと一緒に。
「向こうは準備万端だよ!」
サシペレレが扉を指差した。
ボロボロの教会は
小さな蝋燭が幾つも飾られている。
妖虎やユルグと…いつの間に来たのか、博士やメフィストも
ワインを片手に笑ってる。
「おぉ、ようやく登場じゃな」
博士が言うと、みんなは一カ所に集まって
僕と二世と学者だけが、本来十字架がある場所に立った。
目の前のステンドグラスから
夕陽が差し込んでキラキラしていた。
学者はゴホン、と咳をして
分厚い本を開いた。
「メフィスト二世、あなたはここに居る真吾を
病めるときも、健やかなる時も
富めるときも、貧しき時も、死が二人を分かつまで」
「ちょっと待った」
「二世?」
突然学者を止めた二世に振り向いた。
「どうしたの?」
「…死なんかじゃ別れられねぇだろ」
そう言って僕の手を握った。
その顔は笑っていたけど
確かになにかを悲しんでるように見えた。
みんなも気づいたのか、全員俯いてる。
人間と悪魔。
生きる時間が違い過ぎる。
僕はいつか
彼をおいて
死んでしまう。
結婚は
"死が二人を分かつまで"
僕は二世の手を握り返して、そうだね、と呟いた。
みんなが顔を上げて僕を見た。
「もう嫌だって言うまで傍にいるから
覚悟しててよ」
自信満々に言って笑うと
二世は一瞬驚いて、嬉しそうに笑った。
学者がまたゴホンと咳をして誓いの言葉を続けた。
「では、メフィスト二世。
あなたは真吾を永遠に妻として愛し、
敬い、慈しむ事を誓いますか?」
握った手に力を込めて
「誓います」
二世はハッキリ、そう言った。
「真吾、あなたはここに居るメフィスト二世を
病めるときも、健やかなる時も
富めるときも、貧しき時も、永遠に
夫として愛し、敬い、慈しむ事を
誓いますか?」
今度は僕の番。
「はい。誓います」
「Горько!」
突然、蝙蝠猫が叫んだ。
驚いて思わず肩を震わせた。
「な、なに!?」
何事かと二世を見ると
いきなりキスされた。
慌てて二世の胸を押し返したけど
当の本人は?を浮かべてる。
「なななななな、なにするんだ突然!」
「何って…"Горько"を知らねぇのか?」
「ゴーリカ?」
「ロシアの結婚式じゃ常識だぞ。
苦ぇ、って意味でな、
『ここの空気は苦ぇな』『甘くしろ』ってんで、
結婚式で叫ばれたら主役はキスする決まりなんだ」
「き、決まりって…」
初耳の伝統に戸惑ってると
今度は鳥乙女が"Горько!"と叫んだ。
ちゅ、と、またキス。
どこから出したのかサシペレレはカメラを構えていて
「はい、Горько!」
そこは"はい、チーズ"でしょ
なんて突っ込みも許されず
フラッシュの中でキスをした。
「に、二世!ほら、メフィストも来てるよ!」
堪らなくなって博士とメフィストの方に
二世を引っ張った。
二人は呑気な顔でお酒を楽しんでる。
「おぉ、悪魔くん。綺麗な花嫁じゃの」
白髪を揺らして笑う博士に苦笑い。
「ついに悪魔くんも嫁にいくか…寂しくなるのぅ」
「やだな、博士。僕は今まで通りですよ」
まるで花嫁の父だ。
うんうんと涙混じりの博士の肩を撫でてると
何故か二世を睨んでるメフィストに気づいた。
「なるほど。そういう事か、この親不孝者め」
「ケッ、ざまぁみろ」
「二世、なんのこと?」
「親父の奴、こないだ俺の嫁にするって魔女を連れて来やがったんだ」
それは魔界でも地位のある魔女で
メフィストは二世に内緒で話しを進めていたらしい。
「冗談じゃねぇや」
「それで…どうしたの?」
「どうしたもこうしたもあるか。
いきなり服脱ぎ出すから角砂糖まみれにして窓から放り出してやった」
ニャハハ、と笑う二世とは裏腹に
メフィストは深いため息をついた。
「わしはお前の嫁には地位のある魔女をと考えておったんじゃが…」
「そうはいくかっつーの。
誰がなんと言おうと俺の嫁は真吾だ」
そう言って、二世に肩を抱かれた僕を見て
メフィストはもう一度ため息。
……なんだろ。
……なんだか…………不愉快。
「 Горько 」
博士が口許に笑みを浮かべて呟いた。
僕は少し背伸びをして、二世にキスをした。
振り返ると、メフィストは心底驚いたような顔をしていた。
「残念だったね」
僕は笑ってメフィストの手を取った。
「地位も魔力も無いけど、二世を幸せにはできる。
頑張るから許してよ、オトウサン」
そう言うとメフィストが真っ赤になって
僕も博士も二世も大笑いしてしまった。
「ゴーリカだモーン!」
百目がジャンプしながら叫ぶから
僕らはまたキスをして、みんなの元へ走った。
あちこちから聞こえるゴーリカにキスの嵐。
無口なユルグまで
「Горько」
なんて呟くからもう一度
背伸びをして二世にキスした。
こんなにしてるのに
僕からすると、少し照れる二世が可愛くて
羞恥心も忘れた。
ついにメフィストまで叫び出して
僕らは笑ってキスを見せつけた。
帰りはみんなで、風船を沢山つけた家獣に乗り込んだ。
風船も伝統らしい。
日本でやる、車に缶をつけるようなものなのかな…。
「Горько!」
いつの間に飲んだのか、すっかり酔った蝙蝠猫が叫んだ。
でもここは教会じゃないし
家獣の中だし。
それに二人とも元の子供の姿だし。
「…ゴーリカだって」
「…だな」
二人で顔を見合わせて笑って
その日最後のГорькоに
僕は二世の首に腕を回して背伸びをした。
腰を抱き返されながら、夜空の中でもう一度
ちゅ、とキスをした。
***
その手紙が届いたのは
それから一ヶ月が経とうとする頃だった。
差出人は、サシペレレ。
悪魔くん
結婚式の写真ができたから送るね。
手渡しでも良かったんだけど
早く見せたくて。
綺麗に撮れてるよ。
被写体がいいからかな?
今度デートしようね。
その文面に思わず笑いながら
写真を一枚一枚眺めた。
二世にキスされて驚いてる僕。
お酒片手に笑顔でピースした博士と妖虎とユルグ。
メフィストの頬にキスしてる僕。
そのメフィストに掴み掛かろうとする二世を止める象人。
蝙蝠猫の頬にキスをする鳥乙女。
蝙蝠猫ったら真っ赤になってる。
ウエディングドレスの裾を持って
嬉しそうに笑う幽子。
風景を沢山つけられて喜んでる家獣。
満面の笑顔でピースしてる百目と二世と僕。
泣いてる学者に苦笑いしてるピクシー。
十二使徒と博士とメフィスト。
全員で写った写真の中央には
手を繋いで笑ってる僕と二世。
「何見てんだ?」
いつ来たのか、二世が背後から顔を覗かせた。
「結婚式の写真だって」
「お、できたのか。…サシペレレの野郎、何がデートだ」
手紙を放り投げる二世を宥めて
写真に視線を戻した。
「僕って幸せ者」
「当たり前だろ。俺の嫁だぞ」
「死が二人をわかつまで?」
「永遠に、だろ。そう簡単にゃ死なせねぇからな。
覚悟しとけよ」
そう言って僕を抱きしめて
「…Горько」
そう耳元で囁かれた。
僕らは一度笑い合って、キスをした。
(永遠に君を愛し 君と在ると 誓います)
xxx!
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