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プロフィール
HN:
仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
長編もうすぐ終わります!
なので、明日あたりからちょいちょい
載せていこうかなーと思います。
でもすんごいグロいしエロいし、てんやわんやデス。
今回のもグロい?と思います。
グロいというか狂気染みてるので
苦手な方は閲覧、ご遠慮ください。
なんか詩みたいなノリです。っていうか浴衣て。
季節外れにも程があるな。夏まで待てば良かったかなー…まぁいいか。
BGMは是非コチラで!
内容というより雰囲気を楽しんでもらえたらいいんじゃないかなー
なんて思います。
素敵な倅と優しいメシアが好きな方は見ちゃダメです!
倅はきっと男性用の浴衣とかかなり似合うはず。
だって角だし。角生えてるし。イイネ角!
狂った二人も大歓迎サ!という方のみ
【つづき】からドウゾ!
なので、明日あたりからちょいちょい
載せていこうかなーと思います。
でもすんごいグロいしエロいし、てんやわんやデス。
今回のもグロい?と思います。
グロいというか狂気染みてるので
苦手な方は閲覧、ご遠慮ください。
なんか詩みたいなノリです。っていうか浴衣て。
季節外れにも程があるな。夏まで待てば良かったかなー…まぁいいか。
BGMは是非コチラで!
内容というより雰囲気を楽しんでもらえたらいいんじゃないかなー
なんて思います。
素敵な倅と優しいメシアが好きな方は見ちゃダメです!
倅はきっと男性用の浴衣とかかなり似合うはず。
だって角だし。角生えてるし。イイネ角!
狂った二人も大歓迎サ!という方のみ
【つづき】からドウゾ!
・世迷え・
お祭りの音がする。
すれ違う人たちはみんな
狐の仮面を被っている。
僕は何故だか晴れやかな浴衣を着て
頭についた飾りは一歩歩く度に
チリチリ鳴った。
一体今はいつなのか
出店の上に鯉のぼりが揺れている。
鯉のぼりはお腹の部分が裂けて
そこから髑髏が見える。
「ここは…」
僕は どうなったの。
「ソコイク御嬢サン。遊ビマショ」
下から声をかけられて見下ろすと
片足しかない猫が笑ってる。
「君は…」
「誰カ オ探シ?」
あ、そうだ。
僕 彼を 探してて…
「彼ッテ?」
今度は足下の花が訊いた。
あれ… 彼って 誰、だっけ…?
結局どちらにも答えずに
僕は道を進んだ。
明るい道のはずなのに
真っ暗な闇を歩いているように不確か。
一件の店が水晶を飾っている。
その中で 僕が笑ってる。
「そうだ、僕は…悪魔くん、だったんだ」
一万人に一人と言われて
仲間たちと戦ったんだ。
こんな大切な事 どうして忘れてたんだろう。
別の店では鏡が飾ってる。
その中で 妹のエツ子がウエディングドレスを着てる。
「そう…エツ子はもう大人で…孫もいる…」
あぁ… あぁ そうだ。
僕はもうとっくに小学生なんかじゃなくて。
僕はずっと彼を 探していて。
最後に見たのは出店の光が消えた神社の池。
屈んで、覗き込んだその中で 僕が眠ってる。
顔に白い布を乗せて。
『真吾さんの遺産は私が』
『よく世話をしていたのは俺だろう』
『いい人もいらっしゃらなかったんだから』
『財産は』
「…悪趣味だなぁ。全部、見てたの?」
立ち上がって振り向いた先に
真っ黒な男性用の浴衣で狐の面をつけた男。
頭には 鬼のような角。
「久しぶりだな」
「70年振りの台詞がそれなんて、
芸がないね」
面を外すと紅い目が笑った。
そうだ 僕はずっと 彼を探してたんだ。
生涯を通して愛した 僕の悪魔。
僕は彼と出逢った頃と同じ姿なのに
彼は僕よりずっと大人の姿で ずるい。
「悪魔くんはこの時が一番可愛い」
「懐かしいな、そう呼ばれるの」
「でも俺は、真吾って呼びてぇ」
真吾、と甘く囁かれて
首に紅い紐が絡まった。
「…二回死ねるもんなのかな」
「バーカ。…首輪代わり、だろ」
紐を引かれて、胸元に引き寄せられた。
「結局皆サマ他人事、ってやつだな」
彼は指を鳴らして、池の水を舞い上げた。
散って行く雫に、親戚一同の怪訝な顔。
「他人ノ不幸ハ知ランガナ、って顔してるね」
「これだから人間は嫌ぇなんだ」
右手を上げて、細い唇が細く唄った。
「 三つ二つ一つで 息を殺して 」
パチン、と指を鳴らして
『生前、彼と約束を』
そう言った親族の一人の雫が弾けた。
「…酷い悪戯」
僕は笑って肩を竦めた。
「人間ってのは70年で変わるんだな。
あの頃のお前なら真っ赤になって怒ってただろうな」
「そうだね。…今の僕は気に入らないかもね」
そう言うと紐を上に引かれた。
足が地面から少し浮いて、僕は首吊り。
苦しくないのは もう死人だからかな?
「冗談だろ。随分、悪魔好みに育ったじゃねぇか」
「…良かった。君に嫌われたら、哀しいよ」
そう言うと口端を上げた顔が
浴衣に手を入れてきた。
「会ってねぇ時間はたった70年だっつーのに
俺はずいぶん狂っちまったようだな」
「…僕好みに狂ったもんだね」
彼の首に腕を回した。
紐はまだ僕の首を引いていたけど苦しくはなくて
少し感じる痛みが心地良い。
浴衣に手を入れられて、冷たい手が身体を滑る。
僕も彼の浴衣に手を入れて
「子作りしようか」
笑った。
彼の紅い目も笑っていた。
遊ビニイコウカ。
終。
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