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ご確認下さい。
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プロフィール
HN:
仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
時期外れもいいとこだな、って
クリスマス期間の拍手お礼小説でした。
次回の拍手お礼にちょっと関連があるので(ほんとにちょっとですが)
サルベージしました。
明日か明後日には拍手お礼更新したい!
また10個一気替えしますww
では☆気分だけ12月24日にして
【つづき】よりドウゾ☆
クリスマス期間の拍手お礼小説でした。
次回の拍手お礼にちょっと関連があるので(ほんとにちょっとですが)
サルベージしました。
明日か明後日には拍手お礼更新したい!
また10個一気替えしますww
では☆気分だけ12月24日にして
【つづき】よりドウゾ☆
行く先を照らしてくれる 君はまるで…
赤鼻のトナカイ?
僕だけのサンタクロース
12月24日。夜。
僕はいつも通り調べもの。夢のためにはクリスマスもない。
「…これじゃ受験生だよ」
百目はサンタにプレゼントを貰いたいとエツ子の部屋で寝てしまった。
二世も急用だとかで魔界に帰ってしまった。僕は一人、部屋に込もってる。
今頃、他の子はサンタクロースの夢でも見ながら
穏やかに眠ってると思うと、やりきれなくなる。
気分転換に部屋の電気を消してベランダに出ると、音楽が聞こえた。
きっとどこかの家が流してるんだ。
「…真っ赤なお鼻のー、トナカイさーんはー…」
僕のトナカイは魔界に行っちゃいましたので
雨が降ろうが雪が降ろうが、一人きりのクリスマスです。
「…今度会ったら鼻を赤く塗ってやる」
「そりゃおっかねぇな」
「ッ、二世!?」
頭上から声がして見上げると二世が屋根で笑ってる。
「どうしたの!?魔界に帰るって…」
「あぁ、ちょっとヤボ用でな。今戻ってきたんだ」
よっ、と声をあげてベランダに降りた二世は、寒いから部屋に入ろう、と
僕を部屋の中に促した。
真っ暗な部屋に電気もつけずに、二世はあぐらをかいたまま宙に浮かんで
シルクハットを脱いだ。
「ヤボ用って?」
窓を閉めて訊いたら、二世は小さな箱を差し出した。
黒いその箱に、赤いリボンが巻かれてる。
「二世…?」
「Merry Chrismas!…なんて、な」
まさか本当に用意してるなんて。
受け取ると、開けてみろと言われて、リボンを解いた。
箱の中には六芒星の形をしたガラスの置物。透き通っていて、思わず魅入ってしまう。
「ありがとう、二世!すごく綺麗だ」
「まだ秘密があるんだぜ」
二世はそれを箱から出して、僕の手の上に乗せた。
それは僕の手の上で薄らと青く光って、
ガラスの中に仲間たちの姿が見えた。十二使徒や博士、メフィストが笑ってる。
「まぁ、写真みてぇなもんだ。これで、いつでも会えるだろ?」
みんなは笑顔で僕に手を振ったり
『悪魔くん』『僕たちがついてるよ』
声は聞こえないけど、そう言ってくれてるのが見える。
六芒星の端に、ポタリと雫が落ちた。
「…みんな…」
「泣くなよ。お前の喜ぶ面が見たいんだ」
僕は溢れた涙をゴシゴシ拭って、顔を上げて笑った。
「ありがとう!最高のプレゼントだよ!」
「そう。その顔だ」
二世に言われて肩を竦めて、僕は机の引き出しを開けた。
ついこの間整理した引き出しの中に、ちょこんと一つ置いた箱。
「Merry Chrismas メフィスト二世」
白い箱に赤と緑のリボンを結んだそれを、開けていいかと訊かれて
僕は大きく頷いた。
「僕のおこづかいじゃ大したものが買えなかったんだけど…
どうしても特別な贈り物がしたくて」
学者と鳥乙女に協力してもらって魔界で探した、二世へのプレゼント。
小さなリングのトップのシルバーネックレス。
「そのリングに石がはまってるでしょ?」
それは いつも危険を顧みない、自己犠牲心旺盛な君へのお守り。
「魔界で買ったんだし、きっと効果あると思うよ」
「お前…これ、どうやって手に入れたんだ?」
ギクッ。
「えー…っと、……バイトして」
「はぁ!?」
「何日か店番したらくれるって言うから」
小学校へ行って、見えない学校へ行って、店番して、家に帰る。
それを二週間くらい繰り返して、やっと手に入れたんだ。
「バカ!メシアが魔界でバイトするなんて聞いた事ねぇよ!
なんかあったらどうするんだ!」
「ご、ごめん……でも」
危ないだろうし 体力的に辛いし でも。
「…喜んでくれるかな、と思って」
もうだめだと寝込みそうになっても 嬉しそうに笑う二世を想って
毎日わくわくしながら店番した。
「……バカ」
二世はネックレスを首にかけて、似合うだろ、と笑った。
「うん。凄く似合うよ」
「へへ……サンキューな。すげぇ嬉しい」
二世の笑顔につられて僕まで笑顔になる。
冷たい空に浮かんだ月に照らされながら、キスをした。
(トナカイじゃなくてサンタだったね。
素敵なプレゼントをくれる 僕だけのサンタクロース)
おしまい。
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