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ご確認下さい。
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プロフィール
HN:
仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
気付けばもうすぐ3000!!あれーッ!!?
ああああ、ありがとうございます!
3000ゲット様、惜しい方はリクエスト受けますので
拍手からでもご一報下さいませ☆
2000作品は今日下書きが終わりました。
色々手直しして…明後日くらいにUPできたらいいかなーとか言って
自分の首しめてみるww
今日の作品は、以前こばなしでやった「不変願望」が
驚く程評判が良かったので調子に乗った一作。
仲里はこういうところがダメなんだなー。でも自重しない。
今回はメシアの願望。
優しいからこそ求める「それ」の答え。
でも所詮、仲里ですから
あまり期待をせずに【つづき】からドウゾ!ww
ああああ、ありがとうございます!
3000ゲット様、惜しい方はリクエスト受けますので
拍手からでもご一報下さいませ☆
2000作品は今日下書きが終わりました。
色々手直しして…明後日くらいにUPできたらいいかなーとか言って
自分の首しめてみるww
今日の作品は、以前こばなしでやった「不変願望」が
驚く程評判が良かったので調子に乗った一作。
仲里はこういうところがダメなんだなー。でも自重しない。
今回はメシアの願望。
優しいからこそ求める「それ」の答え。
でも所詮、仲里ですから
あまり期待をせずに【つづき】からドウゾ!ww
大切な仲間が 傷ついていく。
愛しい君が 傷ついていく。
目の前にいるのに 止められない。
自分の弱さが
こんなにも呪わしい。
・強靭願望・
戦闘中に二世は額に傷を負った。
なんでもねぇって言うけど
僕は見えない学校の裏庭まで
二世を引っ張ってきた。
「いてっ」
「あ、ごめん」
ピンセットで薬の染みた綿を持ち上げて
二世の額に当てていく。
薬が目に垂れそうでちょっと怖い。
「んー…やりにくいな。
こっち来てよ」
そう言って自分の膝を叩くと
二世は首を傾げた。
「は?」
「ほら、早く」
肩を捕んで、そのまま膝に転がした。
「お、おい!」
「目、閉じててよ」
ひざ枕されながら目を閉じた二世に
また傷口に薬を当てていく。
「…ごめんね」
「…なにがだよ」
判ってるくせに。
「怪我させて」
「お前がやったんじゃねぇだろ」
「…同じだよ」
僕があの時
もっとちゃんと判断していれば。
もっとちゃんと君を見ていたら。
もっと もっと もっと
僕が 強ければ。
「…ごめん」
謝ったって仕方ないのに。
こんなの 性悪いよね。
「…悪いと思うんなら、泣くなよ」
「泣いてないよ」
涙の代わりに浮かぶ苦笑い。
「だって、泣いたって仕方ない」
欲しいのは涙じゃなくて"強さ"。
何ものにも負けはしない
世界を変えられるだけの"強さ"。
それがあれば。
それさえあれば。
こんなにも …弱くなければ。
黙っていたら急に二世が起き上がって
僕を見つめた。
「な、なに?」
「真吾は俺達の主だ。
主の代わりに使徒が傷つくのは当たり前だろ」
「…そんな簡単に、割り切れないよ」
そう言うといきなり抱きしめられた。
本当に、なんでも突然な君。
「に、二世?」
「…守れねぇだろ」
「え?」
「お前を守ってるのに、そんな風に傷ついていったら
守れねぇっつってんだ。
シャンとしてろよ。
お前が笑うためなら、なんでもしてやる」
悪魔だろうが人間だろうが
神だろうが
それでお前が笑うなら
俺が 殺してやる。
「そんな事望んでないよ!」
「モノノタトエ、だろ。
そうキレんなよ」
「…君が言うと本気に聞こえるよ」
「本気だぜ?」
もしも望むなら、と僕の頭を撫でて
耳元にキスが落ちた。
「ほら。もういいぞ」
「…何が?」
「誰もいねぇだろ。
…泣いていいぞ」
さっきは"泣くな"って言ったくせに。
「二世…」
文句でも言ってやろうと開いた口から
嗚咽が溢れた。
瞬きすると涙が零れて
僕は泣きながら二世を呼び続けた。
彼は何も言わずに
ずっと僕を抱きしめたまま。
泣きたくなんかなかったのに。
泣けなかったのに。
泣いたって仕方ないって言ったのに。
もう何が悲しいのか 悔しいのかも
判らなくなるほど
ボロボロ泣いた。
ようやく涙が止まって
顔を上げると、二世にキスされた。
今度は唇に。
「強くなんかならなくていい。
俺が代わりに強くなってやる」
「…何それ」
「強さが欲しいなら俺を欲しがれよ」
魔界最強だぞ、と僕より小さな悪魔は
無邪気に笑った。
その笑顔に僕まで笑ってしまう。
「ありがとう、二世」
この時。初めて自分から
二世にキスをした。
驚いて、すぐ真っ赤になった二世を見て
また笑ってしまう。
強くなりたかった。
どんな敵も薙ぎ払う強さが。
みんなを 君を 傷つけないように。
でも
みんなが 君が 望むなら
どんな時でも前を見つめて
シャンと立てる
揺るがない強さを持ちたい。
それで君が笑うなら
世界一タフなメシアになるよ。
「チェックメイト」
「また負けた―!!」
二世は駒を投げて悔しがった。
「二世は顔に出てるんだよ」
「くそー…なんでそんなに強ぇんだよ」
ぶつぶつ言いながらボードを見つめる二世に笑顔を向けた。
「まだまだ。もっと強くなるからね」
まだまだ これから。
おしまい。
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