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プロフィール
HN:
仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
8、って。 8、って。 8(しつこい)
すみません、ほんと。謝るくらいなら載せなきゃいいのに。
いやいやいやいやココで終わったらトンデモナイコトに!
この↑問答を繰り返しながら今日はここまで載せます。
BGMはコレとかどうでしょう。
雰囲気はこんな感じです。
メシア発狂(?)が見たい方は【つづき】よりドウゾ!
すみません、ほんと。謝るくらいなら載せなきゃいいのに。
いやいやいやいやココで終わったらトンデモナイコトに!
この↑問答を繰り返しながら今日はここまで載せます。
BGMはコレとかどうでしょう。
雰囲気はこんな感じです。
メシア発狂(?)が見たい方は【つづき】よりドウゾ!
(8)
それからは他の使徒も博士も親父も
調べ物に没頭した。
食事も寝る間も惜しむようにして、三日が過ぎた。
初めて見えない学校を飛ばした部屋には
聖水で満ちたガラスケースが置いてある。
その中で眠り続ける真吾はいつもの格好なのに、
まるでお伽話のようだった。
「倅、飲んでおけ」
本を開く俺に親父がコーヒーを出した。
飲む暇も惜しくて、ホットのコーヒーを
ゴクゴク飲み干した。
「悪魔くんから、聞いたか」
「…俺が殺らなきゃ、親父が殺るって話しか」
俺は本を見たまま。返事がないところを見ると
その話しで当たりだったみてぇだ。
「お前に、悪魔くんが殺せるか?」
「…そうならねぇように、全員で調べてんだろ」
情報のない本を捨てて、俺は別の本を開けた。
「やれやれ…わしの倅が、まさか人間に惚れるとはな」
「うるせぇ」
「まぁ良い…悪魔くんが嫁なら、わしも気が楽じゃ」
は?と顔を上げたら親父に頭を撫でられた。
何しやがんだクソ親父。
「お前に…殺せるか?」
「……俺は」
突然 ガラスの割れる音が響き渡った。
全員が顔色を変えて部屋から飛び出し、階段を駆け上がった。
俺は他の奴らを飛び越えて、真吾がいるはずの部屋に入った。
そこに、聖水を滴らせて、月を見上げる姿があった。
「真…吾…」
ゆっくりこっちを向いた真吾の顔に 首に 身体に
痣が広がっていた。血のように 薔薇のように紅い痣。
優しかった目は、右目が真っ赤に染まったオッドアイに変わっている。
「…見ぃぃつけた」
ニヤリと顔が歪み、空へ飛び上がった。
「ッ!…待て!」
人間である真吾が飛べるわけねぇ。
あいつは…あいつは本当に
乗っ取られちまったのか。
遠くへ逃げたかと思ったが、博士の部屋から
破壊音が聞こえた。
割れた窓から、真吾が博士を片手で吊るし上げている姿が見えた。
「やめろ!真吾!」
「返してもらうよ、ファウスト博士?」
真吾の手には一本の剣が握られていた。右目を刺した あの剣。
真吾は博士を離して俺と同じ高さまで飛んだ。
他の使徒も、すぐ下に集まっている。
「みんな、ご苦労様」
宙に浮かんだまま、笑ってそう言った。
「悪魔くん!」
百目が呼んでも何も答えず、楽しそうに笑ってやがる。
「悪魔くんに仕える十二使徒。理想郷、を作るんだっけ」
真吾のシャツが風に揺れた。
「僕は"悪魔くん"として、理想郷を作る。簡単だよ?
…人間も悪魔も皆殺しにすれば、それでいいじゃない」
「なッ…なんだと!?」
みんなが仲良く暮らせる世界を作ろうと言った声で
みんなを殺そうと、確かに言った。
「僕に選ばれた人間と悪魔だけを生き残らせる。
それ以外は みんな殺す。
大勢の生け贄をもって、理想郷が実現する」
クスクス笑って、全員を見下ろした。
そして剣を振り上げようとした右手が、止まった。
急に息を殺して、唯一真吾の影を残す左目を押さえた。
「…まだ、歯向かうつもり…」
そいつは一層高く飛んで
返事は明日 貰いに来るよ、と飛び去った。
「待ちやがれ!」
「待て、倅!」
親父が俺の前で首を横に振った。
「明日来ると言っておるのだ…態勢を立て直せ」
振り向くと、幽子とピクシーが博士を介抱していて
他の使徒は、まだ信じられないという顔をしている。
「…親父。さっきの質問に、答えてなかったな」
「…覚悟ができたか」
「あぁ………俺が、あいつを殺す」
なぁ 真吾 あの時 俺は
お前を殺す気なんか 本当は なかったんだ。
どうすれば正しかったのか 今でも …わからねぇ。
(9)へ。
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