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プロフィール
HN:
仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
駄文とは言え、よく一日で三作も書くもんだ…。
一番驚いているのは仲里です。ギャース!
出し惜しみせずに出しちゃうのは酒の勢いです。
一緒に飲んでくれる人、切実募集!
兵庫・大阪範囲はどこでも飛んでいきますので!
飲んで二埋話とかできたら最高だ!ww
ビビリなのでお誘い待ってます…ww
えーと、今回はコチラを元ネタにしました!
選曲に微妙ーな古さがあるのは勘弁して下さい!
アニメ第六話のネタバレが若干入ります!ご注意を!
そんなこばなしは【つづき】よりドウゾ!
一番驚いているのは仲里です。ギャース!
出し惜しみせずに出しちゃうのは酒の勢いです。
一緒に飲んでくれる人、切実募集!
兵庫・大阪範囲はどこでも飛んでいきますので!
飲んで二埋話とかできたら最高だ!ww
ビビリなのでお誘い待ってます…ww
えーと、今回はコチラを元ネタにしました!
選曲に微妙ーな古さがあるのは勘弁して下さい!
アニメ第六話のネタバレが若干入ります!ご注意を!
そんなこばなしは【つづき】よりドウゾ!
どんなにとおくにはなれても
どんなにかくれても
どんなにちいさくしずかでも
君を、見つけ出すよ。
・かくれんぼ・
「二世ー、ラーメンできたよー」
「おう!」
夜食のカップ麺を部屋に持って入って
百目と三人、床に座って少し休憩。
二世はラーメンを見つめてにこにこしながら、
手をそわそわさせてる。
「はい」
お箸を渡すと、サンキューと笑顔が飛んで来た。
「…悪魔くんとメフィスト二世、
すっかり仲良しなんだモン」
百目はラーメンを啜りながら不思議そうに言った。
「そうかな?」
「そうか?」
「そうだモン!会ってからあんまり時間も経ってないのに
二人ともすごく仲良いんだモン…」
なんだか寂しそうに言う百目の頭を撫でた。
「…そうかもね。
僕がメフィスト二世に会ったのは、実は
あの時が初めてじゃないんだ」
メフィストを召喚したら、代わりに出てきた君。
でも、本当は あれが初対面ってわけじゃないんだよ?
「え!?」
「悪魔くん、本当かモン!?どこで会ったんだモン!?」
二世も百目も驚いた顔してる。
話してあげるから、…とりあえずラーメン食べてからね。
***
あれは僕は小学一年生になったばかりの頃。
まだ、友達はいなかった。
家には小さい妹がいて、父さんも母さんも忙しくて。
…きっと寂しかったんだ。今では、よくわからないけど。
学校からの帰り道、オレンジ色の町を通り過ぎても
なんだか家に帰りたくなくて、誰もいない公園の
ベンチの後ろで座り込んじゃったんだ。
「………」
黙って土を見ていたら、黒い影が見えて。
「よう。何してんだ、んな所で」
顔を上げたら、黒いタキシード姿の男の子。
僕より少し年上に見えたから、上級生だと思った。
「……かくれんぼ」
「はぁ?…お前以外、誰もいねぇぞ」
「……うん」
僕がいなくなって、父さんや母さんが探しに来てくれるんじゃないかって
そう思ってそこに隠れたんだろうね。
男の子は不思議そうに首を傾げてた。
「…じゃ、俺とするか」
「え?」
「かくれんぼ」
ニッコリと笑った口から牙が見えた。
手袋に入った手を差し出されて、すごく嬉しかった。
その気持ちは今も覚えてる。本当に、すごく、嬉しかった。
「うん!」
「よーし。じゃ、ジャンケンだな。ジャーンケーン!」
二人で始めたかくれんぼは
その子が鬼で、僕は…そうだ。滑り台の下に隠れたんだ。
「もういいかーい」
「もういいよー!」
かくれんぼなんて初めてやった。
ドキドキしながら、滑り台の下で息を飲んでたら
黒い影が近づいてきた。
「あれー…いねぇぞ」
笑い出しそうになるのを堪えて隠れていたら
その子の声が聞こえなくなったんだ。
段々不安になって、顔を出したら
「みーつけた」
滑り台の上から声がして、見上げたらその子は
笑ってた。ニャハハ、って独特の笑い方。
「みつかっちゃった」
「バレバレだっつーの!今度はお前が鬼だぞ」
「うん!」
でも、空は段々暗くなってきてて
5時を知らせる音楽が鳴り始めたんだ。
「…僕………帰らなきゃ……お母さんが、心配する、から…」
「…そっか」
あの時。きっと僕は泣きそうな顔をしていたんだろうな。
その子は慌てて僕の頭をぐしゃぐしゃ撫でて
「また遊ぼうな!」
って言ったんだ。
「うん!また、会えるよね?」
「おう!そんとき、また遊んでやるからな」
「約束だよ!」
「約束だ!」
そう言ってその子はオレンジと黒が混ざった空を
飛んで行ったんだ。
でも、僕は不思議と驚かなかった。
その子が見えなくなるまでずっと、手を振ってた。
「どんなに遠くに離れても…君に、会いに行くよ!」
***
話し終えると、百目は大騒ぎして、
そのせいかいつもより早く眠ってしまった。
布団をかけていると、ベッドに座って黙っていた二世が
僕を見てるのに気付いた。
「メフィスト二世、どうしたの?」
「…覚えてたのかよ」
「うん…。でも、会った時はわからなかったよ。
だって君、完璧に悪役顔だったし」
「なッ…!じ、じゃあ、いつ気付いたんだよ!」
「遊園地で、僕を助けてくれただろ?あの時」
ツタンガーメンを倒し、『やったな』と笑った君の顔。
「また遊ぼうな、って言った時と、同じ顔だった」
「なんで黙ってたんだよ」
「だって二世も何も言わないから、忘れてるのかと思って」
二世の隣に座って顔を覗き込んだら、照れたような赤い顔が見えた。
「メフィスト二世?」
「…忘れるわけねぇだろ」
初恋だぞ、と言われて一瞬固まってしまったけど
すぐに笑い出してしまった。
「…ッ!てめぇ!」
「ごめん、ごめんッ…でも、君が初恋なんて言うからッ…」
笑い過ぎて痛むお腹を抑えながら深呼吸をしたら
真っ赤な悪魔がそっぽ向いた。
「僕も一目惚れだったんだ」
「………」
「勿論、初恋だったよ」
そう言うと二世は僕の方を向いて
今は手袋のない手で顎を掴んだ。
「過去形かよ」
「…どうかな」
キスしようとする唇を人差し指で止めた。
「みーつけた」
「あ?」
「今度は、君が探す番だよ」
「………」
「遊んでくれるんだろ?」
そう言うと二世はニヤリと笑って、
覚悟しろよ、と僕の唇に人差し指を当てた。
ずっと終わらない、初恋の「かくれんぼ」
(もういいかーい まぁだだよー)
おしまい。
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