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やる気出ます!

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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
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仕事の休憩中に書き上げたこばなし。
英語歌詞の歌を聴きながら書いたせいで
そんな感じになっちゃいました。
成人向けって程じゃないけど、まぁ16歳未満閲覧禁止くらいかなww


っていうか10000だ!


ありがとうございます!!!!
9999を自分で取ってしまったかもしれない((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
10000ゲット様・近い数字の方はリクエストどうぞ☆

本当は10000記念に持ってこようと思った長編は
間に合わなかったwww
先に9000リクエストから書きますよー!明日の休憩時間にwww


では!めでたい日に似合わないこばなしは
【つづき】よりドウゾ!








いつか来る未来のために



kiss me.




「二世ー…いい加減出ておいでよ」
「無駄だモン。いくら呼んでも返事もしないんだモン」

百目はすっかり諦めたようだけど、
僕は気になって調べ物も満足に進まない。
いつものように突然やってきて
いきなり押し入れに閉じこもってしまったメフィスト二世。
訳を聞こうにも返事すらしない。

「僕、エッちゃんとラーメン屋さんに行ってくるモーン!」
「あ!百目!」

ウキウキしながら階段を下りる百目を見送ってると
押し入れがガタガタ揺れた。

「…二世も食べに行こうよ」

また無言。
ラーメンに釣られないなんて一体何があったんだろう…。

「…お前も行けよ」

ようやく襖の向こうから聞こえた声は
まるで泣き腫らした子供みたい。

「君を放って、行く訳ないだろ」
「行けって。…一人にしてくれ」
「嫌だ」

だって 知ってるから。

「二世が寂しがるから」

意地っ張りでプライド高い君は
本当は優しい寂しがりだって 知ってるから。

「ずっと傍にいる」

そう言うと襖は勢い良く開いて
二世は僕の腕を掴み、押し入れに引きずり込むと
また襖を閉めた。

真っ暗な中で僕を抱きしめる二世は
泣いてるみたいだった。
あんまりにも強く抱きしめられて苦しいけど
離して、という代わりに、二世の背中に腕を回した。

「…本当にどうしたのさ?怖い夢でも見た?」

冗談混じりで言ったのに、二世は答えなかった。
…まさか……図星?

「……真吾なんか大嫌いだ」
「………えーっと…」

言ってる事とやってる事が真逆なんだけど…。

「…僕は大好きだよ」
「………」
「好き。大好き。愛してる」

擦り寄せられた首元が濡れる。
やっぱり …泣いてる。

「俺は…大嫌いだッ…」

まだ言うか。

「人間なんか…好きになってたまるかッ…」

人間は 寂しがりの君を おいて逝くから

「…だから、僕も嫌い?」

そう聞くと僕の首元は益々濡れた。

「二世、キスしよう」

キスも その先も
何度も何度も 飽きるまで。

「飽きるまで、傍にいるから」
「………」
「僕、メシアだよ?いくらだって付き合うから」

いつか僕は いなくなるけど

「"今" 傍にいるから」

そう言うと突然キスされて押し倒された。
舌を奪われて 思考まで奪われて。
器用に僕の服を脱がしてくる腕の隙間から
二世の服に手をかけ僕も脱がしていった。


人間と悪魔


温度の違う肌を合わせて、二世を呼び続けた。
二世も僕を呼び続けていた。

身体どころか魂まで貪るように抱き合って
どれくらいそうしていたのか
何度目か僕の中に熱を出して ようやく二世は止まった。

荒れる息を整えながら二世の頬に手を滑らせた。
濡れてるのは涙なのか汗なのか
もう区別もつかない。



このまま ドロドロ溶けて 一つになれば
君は 寂しくなくなるのかな。




そんな非現実的な事を思いながら

「………シャワーしたい」

言った事は至極現実的。

「………同感だ」

怠い身体を起こして
暗闇の中、手探りで服を探してると
二世がその手を握った。

「…ごめんな」
「え…?」
「……お前を……」



いつか 一人で 逝かせちまう。




「…二世……」
「…ずっと…一緒にいるって…約束もできねぇなんてな…」


おいて逝かれるのは 君の方なのに。


一人になるのは 君の方なのに。


僕は いつか一人で自分勝手に死ぬのに。



気づいたら二世を抱きしめて 声も上げずに泣いていた。


キスしたい


そう言いながらまた少し 泣いた。


寂しがりの僕達だから



Call my name.

Kiss me again.



いつか来るその時にも
後悔しないくらい。





おしまい。
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