仲里の年齢が激しくバレそうな一作ww
イチャイチャが書きたいのに
どんどんメシアがヤンデレ化する謎。

次こそは！と意気込みながら
今日も意味不明な激短文。
ゴミ箱の短文は高校生サイズの倅×大学生メシアで進んでます。

拍手ありがとうございます!!!!
じっくり時間作ってじっくりレスします!!

そんな感じで！暇潰しくらいにもならない
激短文は【つづき】よりドウゾ☆

鏡の中のマリオネット、なんて歌があったけど
僕達が見たのはショーケースの中のマリオネット。
散歩中に見つけたそれを見つめていたら
二世が僕の顔を覗き込んだ。

｢欲しいのか？｣
｢まさか｣

ただ、なんとなく

｢…君に似てる｣
｢はぁ？この人形がか？｣
｢能天気そうな笑顔が｣

そう言って頬を突くと眉間に皺を寄せた。

｢それが旦那に対する態度かよ｣
｢結婚した覚えはないんだけど｣

硝子のショーケースに映る僕は
どこからどう見ても立派な"青年"で
隣にいるのは悪魔の"美男子"
兄弟と思われても恋人…ましてや夫婦になんか
絶対見えない。

｢まだ、んな事言ってんのか。
親父は式いつやるんだって騒いでるぜ？｣
｢……君達親子には閉口するよ…｣

まだ高い陽の光りがマリオネットの糸を照らした。
真っ赤な糸。

｢これで十分かもね｣
｢運命の赤い糸、ってか？｣

運命、という言葉は好きじゃない。
そんなものに操られていたくない。

どうせ操られるなら　君に。
左手の薬指に赤い糸を縛って。

｢あぁ…｣
｢どうした？｣
｢僕って、自分で思ってたより｣

君が好きみたい。

そう言うと二世の顔が少し赤くなった。
それを笑って、からかいながら
僕達はマリオネットの前から歩き出した。




似ているのは僕の方。
悪魔に恋した操り人形。




(糸は、切れてるかもしれないけどね)

(だからずっと、ちゃんと、僕を見ていて)

(愛してくれなきゃ踊ってあげないよ？)









fin.