しかしほんと、ヤマもオチも谷もない短足ばっかりで…

…更新すりゃいいってもんじゃないだろ

って今更思ってももう遅い！

電池が赤いので
本日は三作で打ち止め。
今度は電池との戦いかッ…！
でも諦めない！拍手がゼロになるまでは！

はい。そんな感じで。
本当に自己満足し過ぎな激短文は
【つづき】よりドウゾ！

僕を腕に抱いたまま、眺めていたテレビの単語に
二世が反応した。

｢なぁ、"草食男子"ってなんだ？｣

僕は読んでいた本から目を離して、テレビを見た。

｢あぁ…まぁ、ガツガツしてない男の子、かな｣

性欲があんまり旺盛じゃない、とか。
僕も詳しくは知らないけど。

｢はーん…人間ってつくづく変わってんな｣
｢二世は雑食だもんね｣

っるせぇ、と言いながらも
僕の身体を縛る腕を振りほどくつもりは無いらしい。

｢反対に、女の子の方が強くなってる気がするなぁ｣
｢女の方がガツガツしてるってか。
立場変わってんじゃねぇか｣
｢否定はしないよ｣

そう言って本に目を戻すと、首筋にキスが落ちた。

｢コラ。今日はしないって言っただろ｣
｢腹減ってんだ｣
｢僕は食べ物じゃない！｣
｢生憎、俺は雑食なんでな｣

目眩がするような甘いキスをされて
本が僕の手から滑り落ちた。

｢…僕は草食なんだけど｣
｢嘘吐け。お前は兎のフリしたライオンだろ｣
｢何それ｣
｢純真無垢なフリして悪魔も食っちまう｣
｢食べた覚えない！｣
｢じゃ、食わせてやるよ｣

下の口で、と言う二世に、下品！、とビンタをお見舞いした。
テレビではまだ草食の男の子について語っていた。
それから目を離して、二世の首に腕を回した。




兎がライオンを食べる日も近い。





fin.