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仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
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7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
右横のカレンダー見て吃驚。
結局更新してんじゃねぇかぁあああああああッ!
ポニーが悪いんだ。東Aが悪いんだ。
DVD-BOXとかテンション上がる事やるから!
でも実はまだ予約してません。
値段もそうだけど、初回特典とか色々こだわりたいー!でも今月中には予約しとこ!
さて。昨日言いました小説。
本日は時間が無いので中学生編・第二話です。
大体4話目くらいから書きたいものが書ける感じになってきます。
今はもうとにかく焦れ焦れです。
二←埋←貧太 な図も許せる貴方は【つづき】よりドウゾ!
「まさか本当に帰ってきたなんて…」
・02:It loves and is painful・
放課後。
まだ生徒の行き交う廊下で
貧太くんが真っ青になってる。
「随分嬉しそうじゃねぇかクソ眼鏡」
「メフィスト二世!
これからは同じ学校なんだから、仲良くしてよ」
そう言っても二世は
貧太くんと睨み合ったまま。
貧太くんにも、何を怒っているんだと
尋ねようとした時
教室内から、今日の日直誰だ―と探すクラスメートの声が聞こえた。
「あ、は―い」
僕は教室で英語のノートを
集めさせられた。
「なにが"は―い"だ。小間使いじゃあるまいし」
「人間の事を学びに来たらしいけど、
なるほど。確かに君には必要かもね」
「あぁ!?」
「ま、せいぜい悪魔くんに迷惑かけないように頑張ってよ」
「いちいち突っ掛かる奴だな。
何がそんなに気に入らねぇのかはっきり言ったらどうだ!?」
「…わからないんだ?」
「あぁ?」
「それじゃ悪魔くんの苦しみだってわからないだろうね」
なんだか険悪そうな二人に後ろから声をかけた。
「どうしたの?二人とも大丈夫?」
答えたのは貧太くんだった。
「平気だよ。ごめんね、心配かけて」
「いや…じゃあ僕、ノートを先生に渡してくるから、二人とも先に校門行っててくれる?」
「うん。鞄、持っていっておくよ」
僕は貧太くんに鞄を預け、
パタパタ走りながら職員室へ向かった。
職員室を出た窓から、校門に二人の姿が見える。
急がなくちゃ。また喧嘩するかも。
「ところで」
「なんだ?」
「エッちゃんには、もう会った?」
「いや、まだだ」
「可愛くなったよ。
女の子ってちょっと会わないとすぐ可愛くなるよね」
「へぇ―…魔界の女は、数年じゃ変わらねぇけどな」
「…僕は君の、そういうところが嫌いなんだよ」
「なんだと!?」
「エッちゃんに幽子ちゃんに、魔界の女性?
君を好きになる相手の、気が知れないよ」
「あぁ!?」
「…ほんと、気が知れない…」
「…お前、何言って」
「先に帰るよ。鞄、よろしく」
「お、おい!……なんなんだ、あいつ…」
「あれ、貧太くんは!?」
三階の職員室から大急ぎで帰ったっていうのに
貧太くんの姿が見当たらない。
僕は不機嫌全開な二世から鞄を受け取った。
「先に帰るとさ」
「メフィスト二世…また何か言ったんだろ」
「なんでそうなんだよ!」
「仲良くしてって言ったろ?
大事な友達なんだから」
しょうがないなぁ、と歩き出すと後を追って、二世も足を進めた。
「知るか。あいつが一方的にキレてやがんだ」
「確かに今日凄く機嫌が悪かったよね…
何かあったのかな…」
考えても思い当たらない。
知らない内に何かやっちゃったのかも。
「気にする事ぁねぇだろ。
それより、これ」
二世が差し出したのは ソロモンの笛をかけていた
十二の珠。
「これはッ…どうして君が!?」
「博士から預かったんだ。これだけでも護身用にゃなるし
笛は、時期が来たら渡すんだとよ。」
"時期" 悪魔くんとして、メシアとして生きる時期。
僕は懐かしい感触を首にかけて、赤信号に立ち止まった。
「そういえば君、どこに帰るの?」
「あぁ、この先のマンション」
「え、あのマンション!?」
まだ距離がある場所からでも見える
高いマンションを指差した。
あぁ、と一言だけ返ってきて絶句。
中学生があんなマンションで一人暮らしだなんて…。
「人間を学ぶなら人間の中で、ってやつだ。
俺はまた真吾んちの押し入れが良かったなぁ」
そう言って伸ばした長い腕を見て
そのサイズじゃもう押し入れには入らないよ、と笑った。
「…今日、うち来る?」
「ん?」
「エツ子が…、会いたがってるよ」
きっと君に会ったら喜んでラーメン出してくれるよ、と言うと
二世は満面の笑みで歩調を早めた。
「メフィスト二世さん!?」
「久しぶり、エッちゃん。すげぇ可愛くなったな」
「やだ、メフィスト二世さんったら」
エツ子は赤くなった顔で、ラーメン作ってあげるわね!と台所に消えた。
「じゃあ二世、ゆっくりしていってね」
「お前は食わねぇのか?」
「最近、食欲無いんだ」
苦笑いを浮かべて階段に足をかけ
「妹に手出ししたらタダじゃおかないからね」
と二世を指差した。
「当たり前だろ!俺は紳士だぞ」
胸を張る姿に、どうだか、と一言言って
二階の自室で鞄を下ろした。
階下から笑い声が聞こえる。
きっと今夜はエツ子の惚気に
一際拍車がかかるに違いない。
微笑ましいはずなのに
どろどろ流れる感情に 僕は目を閉じた。
「おはよう、悪魔くん」
翌朝もいつも通り、
貧太くんと二人で通学路を歩いた。
二世がいるはずのマンションが見えたが
一緒に行こうと言った訳じゃない、と
横目に見て通り過ぎた。
それに登校時間にはまだかなり余裕がある。
まだ寝ているかもしれない。
「そういえば昨日、メフィスト二世がうちに来たんだ」
「えっ!!?」
「エツ子が大喜びでさ、二世が帰ってからもずっと惚気られたよ」
まいった、と肩を竦めても
貧太くんの表情は険しくなるばかり。
「貧太くん?どうしたの?」
「悪魔くん……大丈夫かい?」
ドキッと鳴った心臓を落ち着かせるように
笑って歩き出した。
「何が?そりゃエツ子の話は長かったけど、ちゃんと眠れたし、妹が喜ん」
言葉の途中で、笑っているはずの目から
涙が溢れた。
「悪魔くんッ…」
「あ、あれ、ぅわッ…」
自分でも驚いて、立ち止まって涙を拭きながら
笑っていたら、貧太くんの手が伸びてきた。
「悪魔くん…ごめん」
何を謝っているのか尋ねようとして
力いっぱい抱きしめられた。
何がなんだかわからなくて
オロオロしてると、貧太くんの肩から
同じように驚いた顔をしている
二世を見た。
It continues.
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