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プロフィール
HN:
仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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(10/22)
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
中盤という事で
この辺からやっと二埋らしくなります。
うちの倅はなんかヘタレな
気がしてきました。 しません?(訊くな)
そしてウチは蝙蝠猫の扱いが
ヒ ド イ。
(2)にもありませんが
読んでいくと成人向け表現があります。
しつこくても言います。
そんなのも、たまにはいいよ、という方
【つづき】よりドウゾ!
この辺からやっと二埋らしくなります。
うちの倅はなんかヘタレな
気がしてきました。 しません?(訊くな)
そしてウチは蝙蝠猫の扱いが
ヒ ド イ。
(2)にもありませんが
読んでいくと成人向け表現があります。
しつこくても言います。
そんなのも、たまにはいいよ、という方
【つづき】よりドウゾ!
・tune the rainbow・(2)
それから毎晩それが続いた。
真吾は百目が寝たのを確認して家を抜け出す。
俺は真吾が出かけたのを確認して窓から抜け出す。
ドラゴン化して、息をきらせるあいつを迎える。
いい加減、変身の時の違和感にも慣れた。
他愛も無い話をして…っつーか、一方的に聞いて
空を飛んで、また同じように帰るだけ。
真吾は時々飛んでる最中に寝ちまうから
人型に戻って、起こさないように抱えて帰る。
昼間は健康的に授業中に爆睡。
そりゃそうだろ。毎晩だからな。
そこは別に驚かねぇ。
驚いたのは、あいつの話題。
八割が俺の話。
「今日、二世が学校まで来て…」
「酷いんだよ!二世が…」
「明日、二世と約束してて…」
いつの間にか呼び方も『二世』だし。
ま、いいか、なんて思う俺もおかしい。
そうだ。おかしい。おかしいんだ。
戦いの後
みんなを守れなかった、と泣く真吾を見て
俺まで泣きそうになった。
本来守られるべき立場の”悪魔くん”が
『守れなかった』と泣いている。
大きな爪の生えた手じゃ差し伸べられねぇ。
気付いたら、頬を舐めていた。
真吾は驚いた顔をして、少し笑って、また少し泣いた。
ボロボロ流れる涙を舌で拭ってると
キスしてる気がしてきて、俺はようやく
『おかしい』の原因を知った。
俺、真吾が好きだ。
夕暮れ。真吾の家の屋根の上で寝そべって
ずっとそれだけ考えていた。
「メフィスト二世ー!ラーメンできたよー!」
部屋から真吾に叫ばれて、俺はベランダに着地した。
ママさん特製ラーメンは何度食べても美味い!
百目とエッちゃんとママさんとパパさんは
もう飯を食い始めていて
俺もご機嫌でテーブルの前に座った。
他愛ない会話とテレビの音。
ここはいつも賑やかだ。
今日は真吾も同じようにラーメンを食いながら
また難しい顔をしていた。
調べ物の途中で降りて来たから、気があっちへ向いたままだ。
横目で見ると、口端にネギがくっついてた。
「真吾」
「え?」
こっちを向く前に、それを舌で取ってやった。
それからまたラーメンの続きを食おうとして、
全員の視線が俺に向いてるのに気付いた。
………あ。ヤベ。
「メフィスト二世、いっけないんだモン!
悪魔くんを呼び捨てして、
そんな事したらファウスト博士に叱られるモン!」
「メフィスト二世さんッ!?あたしってものがありながら!!」
「しかし、友達から『真吾』なんて
呼ばれるところ、初めて見たなぁ」
「いつも『悪魔くん』ですものねぇ」
ライフルのように降り掛かる台詞に一瞬目眩がして
真吾の方を向いたら
「〜〜ッ!!」
当の本人は真っ赤。
「僕、まだ調べたい事があるから…ごちそうさま!」
そのまま二階の部屋へ直行した。
エッちゃんと百目の攻撃を受けながら
俺は箸を握ったまま、しばらく食えなかった。
やっちまったーて後悔と
やっちまったーて興奮。
「君はいつも一人…っていうか一頭だね」
その夜もいつも通り。
真吾は周りをキョロキョロしながら、そう言った。
見回したって、いくら魔界でも
この辺にドラゴンなんかいるかっつーの。
「ドラゴンでも、恋とかするのかな」
ドキッとした。
恋、してんだけど。君に。
「僕ね、……好きな人がいるんだ」
またドキッ。
今度のは痛くてたまらねぇ。
真吾の好きな奴、で思い浮かんだのが何故か貧太だった。
いつか見かけた、笑い合う姿を思い出して
あいつが憎くなった。
「好きな人…っていうか、好きな悪魔、かな」
赤くなって照れる真吾をよそに
俺は目が点になりそうだ。
悪魔、なら…十二使徒の誰か、になるのか?
ユルグか…あいつは人型になると意外と男前だって噂だしな。
サシペレレ…まぁ人型だしな。
百目…は、ないな。
蝙蝠猫…だったら、あいつ八つ裂きにしてやる。
「…メフィスト二世が 好きなんだ」
ぐるぐる廻ってた思考が急停止。
な、なんだなんだなんだなんだって!?
「男同士で、人間と悪魔…しかも魔大公二代目。
メシアと十二使徒…。
告白なんかできないってわかってるけどね」
困ったように笑う真吾に
俺はますます停止したまま動けなくなった。
あぁ そうだ。
同性なんか気にしなくても
寿命なんかどうにでもなる問題でも
真吾は 一万人に一人のメシアだ。
俺が 手出しできる奴じゃねぇ。
「あぁ、でももう、僕メシア失格かなぁ」
真吾は俺の隣に身体を倒して、空を見上げた。
「やっぱり好きなんだよなぁ…
どうしてくれるんだよ。タラシめ」
俺のせいかよ…っつーか、タラシってなんだ!
俺は一途だぞ!お前に!
そわそわ首を動かしてたら
隣からクスクス笑い声が聞こえた。
「君が恋人なら良かったのにね」
そう言って抱きついて来た。
好き、なんて言われた後だからマジで焦っちまう!
魔大公二代目ともあろう俺が、情けない事この上ねぇ。
あぁでも俺 やっぱり 幸せだ。
マジで情けねぇよ、真吾。
サ、と風が吹いて
俺は空を見上げた。
「…どうしたの?」
この気配…。
ヤッベ。見つかっちまった。
飛んで逃げようと思ったが
ここに真吾一人残していくのは気がかりだ。
迷ってる内に そいつ等はここへ来た。
「悪魔くん!」
「サシペレレ!?どうして」
答えが返ってくる前に
上から竜巻が俺めがけて迫ってきた。
(3)へ。
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