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プロフィール
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仲里 沙月(ナカザト サツキ)
性別:
女性
趣味:
読書*映画鑑賞*ゲーム
自己紹介:
7/12生
本の虫!倅とメシアが大好きです!好き過ぎる!
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仲里沙月の悪/魔くん小説(二埋)ブログ。
ずっとボヤいてた長編です。
言い続けたわりに大した事ないじゃん!
と、思います。 うーん…………精進します。
今回はホラーお題の一つですが、元々は
ホラーお題とは別に考えていたものでした。
(たまたまホラーお題に"生け贄"があったので一緒にしました)
なので目次がちょっと変ですが…。
紅(あか)の約束は
流血表現・成人向け表現があります。
臓器とか、そこまでグロいのは出ませんが流血はします。
苦手な方はご遠慮ください。
でも今回はどちらの表現も、「あってこそ際立つんじゃないか!」という
意地のもと、入れました。
お気に召したら幸いです。
プロローグだけなんでコレ一つは短いですが。
それでは 紅の約束 Prologue は【つづき】よりドウゾ!
言い続けたわりに大した事ないじゃん!
と、思います。 うーん…………精進します。
今回はホラーお題の一つですが、元々は
ホラーお題とは別に考えていたものでした。
(たまたまホラーお題に"生け贄"があったので一緒にしました)
なので目次がちょっと変ですが…。
紅(あか)の約束は
流血表現・成人向け表現があります。
臓器とか、そこまでグロいのは出ませんが流血はします。
苦手な方はご遠慮ください。
でも今回はどちらの表現も、「あってこそ際立つんじゃないか!」という
意地のもと、入れました。
お気に召したら幸いです。
プロローグだけなんでコレ一つは短いですが。
それでは 紅の約束 Prologue は【つづき】よりドウゾ!
・紅の約束・(Prologue)
紅葉が風に散っていく。
俺はそれをぼんやり眺めながら
校舎裏であいつを待っていた。
また会おうと別れて一年。
メシアの片腕となるために日本へ戻ってきて
中学生になったあいつに再会した。
好きだと言い合って半年。最近少し背が伸びたと喜んでいた。
何百年も生きた俺がたったこれだけの
時間を鮮明に思い出せる。
一つ一つなぞっていると、走ってくる足音。
俺は身体を起こしてそっちへ向いた。
「メフィスト二世!どうしたの!?」
事件だとでも思ったのか。
息を切らせながら叫んできた。
「いや?いたって平和だぜ」
「じゃ、どうして学校まで来たの?
あと15分もすれば帰るのに」
「真吾の顔、見たくなって」
日直の仕事とやらを擦り抜けて
何事かと駆けてきたらしい真吾は
はぁ、と呆れるように息をついて
俺の隣へ腰を降ろした。
「何考えてるんだよ」
「そう怒るなって。今度魔界の本屋に連れてってやるから」
「魔界の?」
「あぁ、どでけぇ店に、人間界の本もあるぜ?」
「すごい!行きたい!」
不機嫌な顔が一転、上機嫌になった。
俺の好きな、明るい笑顔。
「やっぱり真吾は笑ってる方が可愛いぜ?」
「…何言ってんの、バカ」
ペシン、と頭を叩かれて、シルクハットが落ちた。
風に転がるそれを拾おうとして、真吾が頬にキスをしてきた。
一瞬固まってしまったが、すぐに向き直った。
「僕も会いたかったよ、二世」
「…真吾が素直になるなんて、明日は雨だな」
そう言って笑いながら真吾の顎を掴み上げて、キスをした。
触れるだけ。そのまま唇を首筋に滑らせた。
「…ッ、二世…」
呼ばれて、俺は顔を上げた。
不安一色になったその顔に精一杯笑顔を向ける。
「判ーってるって。
お前がいいって言うまでは、しねぇよ」
「…ごめん」
一度 無理矢理、事に及ぼうとして
本気でキレられて喧嘩になった事があった。
俺もキレたが、涙目で『怖いんだよ!』と
叫ぶ真吾を 無理矢理犯す事はできなかった。
「ま、早く心の準備っつーの、してくれよ。
じゃねーと、浮気すんぞ?」
「へぇー。メシアを誑かした上に浮気なんて
そんな器用な悪魔には見えないなー」
クスクス笑う真吾を見て
浮気なんてできるわけねぇな、と思ってしまう俺は
きっと悪魔失格だ。
「あぁ。そんなに器用じゃねぇな」
「ね、その魔界の本屋っていつ行くの?」
「別にいつでもいい…っつーか、そんなに楽しみなのか?」
「だって、デートのお誘いでしょ?楽しみだよ」
デート、と言われて不覚にもときめいてしまった。
「約束だよ」
「あぁ、約束だ」
顔を近づけて、愛してると言い合いながらキスをした。
足下でシルクハットがまだ、風に揺れていた。
(1)へ。
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